大学2年生(男)が「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」を1人で観に行った感想

映画
出典(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024

 小学生の時、毎年必ず観に行った映画ドラえもん。毎週のアニメも楽しみにしていました。しかし中学生・高校生・大学生と大人になるにつれて、ドラえもんへの興味は薄れ、アニメも映画も観なくなりました。小学生の時、必ず観てたドラえもんを大学2年生になった今、観に行ったら何を感じるのか、何を思うのか、実際に観に行った感想をシェアしたいと思います。

 「ドラえもんを観に行こう!」、そう思い立って何人か友人に声をかけたのですが、全員に断られたので1人で観に行くことに。昼間に観に行ったら子供たちが多いだろうと思い、レイトショーで観ることに。レイトショーは初めてなのでワクワクでした。来場者は僕を含めてなんと3人。かなり快適に観ることができました。それでは映画を観た感想を、ネタバレにならない範囲で記したいと思います。

あらすじ

 音楽会の発表のために、リコーダーの練習をするのび太。そこに現れた謎の少女・ミッカ。ミッカは音楽をエネルギーとする惑星で暮らしている少女。しかし音楽を嫌う不気味な生命体により、ミッカの住む惑星は衰退してしまった。不気味な生命体は地球にも侵食していく。ミッカの暮らす惑星を守るため、地球を守るため、のび太とドラえもんたちが音楽で世界を救うため、奮闘する物語。

感想

 簡単なあらすじを書きましたが、今回は音楽が最重要テーマになっています。のび太・しずかちゃん・スネ夫・ジャイアンがそれぞれ自分に合う楽器で演奏して、ミッカは素敵な歌声でメロディーを奏で、不気味な生命体を素敵な演奏でやっつける物語です。のび太はリコーダーを吹いていて、毎回はずしてしまうのですが、「みんなと素敵な音楽を奏でたい」という思いから、必死に練習するのです。音楽嫌いだったのび太が音楽の楽しさを知り、音楽に真摯に向き合う姿は感動しました。(全く関係ない話になるのですが、僕も歌がめちゃくちゃ下手で、カラオケに行っても音程はずしまくりなので、のび太が音程を外しながらも一生懸命吹いている姿に感動しました。のび太を見習ってカラオケに行くときも、下手ながらも一生懸命歌おうと思います。)かなり脱線したのですが、楽器の演奏はミッカの歌声がとても綺麗なんですよね。透き通る声で、他の楽器と調和していく感じがとても心地よくて、音楽シーンがとてもよかったです。結末だけではなく、のび太たちの奏でる音楽も、是非劇場に足を運んでみてください。

大学生になって思うこと

 ドラえもんを観て、小学生と今で感じることがだいぶ違うので、書き記そうと思います。

 それぞれのキャラクターについて

  • のび太:リア充
  • しずかちゃん:可愛い
  • スネ夫:おもろい
  • ジャイアン:めちゃくちゃ
  • ドラえもん:優しい

 のび太って、勉強も運動も出来ないドジっ子って思っていたんですが、実はかなりのリア充なんですよね。社交性もあって誰とでも仲良くなり、しずかちゃんという学校のマドンナと仲が良くて、ジャイアンやスネ夫など、いざという時は助けてくれる仲間がいる。のび太がとてもやさしい人だから、みんななんだかんだ助けちゃうんですよね。

 しずかちゃんは、小学校の時も大学生になった今も、ただただ可愛いという感想です。プラス優しい心の持ち主。ジャイアンやスネ夫がいじめられているときも、のび太のことをいつも庇うし、困っている人がいたら助けてあげる。それでいて可愛い。のび太君の立場にいたら、どんな男も好きになっちゃいますよね。

 スネ夫は、調子に乗ってミスったり、ジャイアンを刺激して殴られたり、1連のパターンの中にいつも組み込まれていてなんか面白いです。主要な5人のキャラクターの中で、少し存在感が薄いような気がしていたんですが、スネ夫がいなかったらジャイアンの独壇場になってしまうのです。ジャイアンが歌うのを止めるのもスネ夫の役割だし、ユーモアを交えていつもジャイアンが歌うのを抑制しているのです。また、スネ夫が臆病なことで秩序が保たれていると思うのです。しずかちゃんも、のび太も、ジャイアンも、向こう見ずで行動することが多くてすぐピンチになります。そんな中、スネ夫はいつも「ちょっと待ってよ」とか、「よく考えよう」とか言って、落ち着いて考える時間を取ろうとするのです。(なんだかんだ言って、みんなに合わせるのですが)

 ジャイアンは、とにかくメチャクチャですよね。気に入らないことがあればすぐ殴るし、無理やり歌声を聞かせようとするし。なんだかんだ良いやつだとは思うのですが、なんだかんだの部分が強すぎて、総合的に見て良いやつ認定するのが難しいと感じます( ´∀` )

 ドラえもんは、賢いとか頭いいとかではなくて、とにかく優しいんですよね。もしドラえもんが賢かったら、物語が全く違う内容になります。道具を利用して世界征服だとか、私利私欲を満たすために何かをするとか。ただドラえもんはそういった感情が一切なくて、ただ優しいんですよね。どら焼き食べて喜んでいるけど、ドラえもんの道具を利用すれば、どら焼き無限に食べれます。ドラえもんが優しいから、のほほんとした雰囲気の中で物語が進んでいくのだと思います。

 ドラえもんのひみつ道具で何が一番欲しいか

 ドラえもんのひみつ道具で何が欲しい?

 誰もが一度は考えたことがあると思います。特に小学生の時は良くこんな話をしていました。小学生の時、僕は必ず「もしもボックス」と答えていました。「もしも~~」、といえば全て現実になるって最強じゃないですか。また「もしもドラえもんのひみつ道具を全部使えたら」とか言えば、全てのドラえもんの道具を使えるわけですから、間違いなく最強のひみつ道具です。

 しかし大学生になった僕は、最強のひみつ道具「もしもボックス」ではなく、あえて「タケコプター」と答えます。理由はそのくらいが丁度いいからです。

 すべての秘密道具、「どこでもドア」や「人生やり直し機」、「タイムマシン」、「暗記パン」などを手に入れたら、人生は全て成功で確約され、もう人生上がりなのです。最初は良いけど、しばらく時間がたてば、確実につまらないと感じてしまうと思うのです。

 だから「タケコプターで空飛べて、楽しいなー」くらいが丁度いいと思うのです。(タケコプターはリアルな世界だと、首がもげるとか言うのは辞めてください。)

 「どこでもドア」も良いなと思ったのですが、旅先に向かうまでのドキドキワクワクがなくなるのも、ちょっと嫌だなと思い、外しました。だから「タケコプター」一択なのです。皆さんは何が欲しいですか?

まとめ

 「映画ドラえもん」を観に行った感想と、ドラえもんに対する今と昔の考え方の違いを述べました。ドラえもんだけじゃなくて、昔に観たものや行っていたことを今になって再体験すると、結構楽しいと思います。皆さんも是非「映画ドラえもん」を観に行ってはいかがでしょうか?

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