「言語化力 言葉にできれば人生は変わる」の感想

本の紹介

言語化力 言葉にできれば人生は変わる 単行本 – 2020/1/22

こんな人にお勧め

  • 上手く自分の考えを伝えられない人
  • 抽象化が苦手な人
  • 喋るのが得意になりたい人

このような悩みを持つ人は是非一度この本を読んでください。言語化力を高められれば、ビジネスも人間関係もより良くなるはずです。このブログでは私が「言語化力 言葉にできれば人生は変わる」を読んだ感想をご紹介いたします。

言葉が自分を作る

 言葉が自分を作る。この言葉を聞いて大袈裟だと感じた人もいるでしょう。しかし実際に言葉が自分を作っているのです。過去・未来ともに言葉によって支えられています。悲しかった出来事、嬉しかった出来事、期待や不安、これらは言葉で過去を定義づけて未来を定めているのです。実際に起きた出来事が幸せか不幸かを決めるのではなく、その出来事の解釈=自分の言葉が過去を定義づけているのです。そう考えると言葉が自分の人生を作ると言っても大袈裟ではないでしょう。言葉は相手を傷つける凶器にも相手を癒す魔法にもなります。それは他人だけでなく自分も同じなのです。

 ここまではマインド面の話をしました。ポジティブな言葉を使うことがポジティブな人生を作るということです。ではここからは言語化力を鍛える方法について述べていきたいと思います。

思考言語化のステップ

思考言語化には4つのステップがあります。

スタンスを決める

 まずAかBか、〇か×か。まずはスタンスを決めてください。全てはここからです。話しながら自分のスタンスを決める人が多いですが、話し始める前にスタンスを決めたほうが格段に話しやすくなります。

本質をつかむ

 続いては本質をつかむことが大事です。本質をつかむとは抽象化するということです。具体的な事象を抽象化することで1つの筋の通ったものとなります。抽象化をする際に意識すべきことは、固有名詞や時系列を無視して行為と現象と関係だけを抜き出すことです。枝葉を除き根幹だけを抜き取るというイメージです。

感情を見つめる

 そして3つ目は自分の感情を見つめてください。ここで2つのステップがあります。1つ目は客観的になって考えてください。全体から俯瞰して見ることで自分の偏見をなくして物事を考えることができます。2つ目は今度は自分に目を向けてください。自分がその感情を抱いた理由を深ぼってください。この時にお勧めなのが、なぜ?を繰り返すことです。なぜ?を繰り返すことで本当の自分の気持ちに気づくことができます。

言葉を整える

 最後に言葉を整えたら思考言語化のステップ終了です。言葉を整えるは最後のステップで、それまでの3つのステップの方がはるかに大事です。小手先の綺麗な言葉に頼らないで、粗削りだったとしても本質を掴み自分の感情と向き合った言葉の方が、人を惹きつける威力のある言葉となります。物事を考える際は是非この4つのステップを意識して言語化してみてください。

終わりに

 「この人の言葉には重みがあるな」、「軽い言葉だな」と感じたことは多くの人があると思います。私もそう感じたことはあります。その理由は自分の思考を言語化して、その人だからこそ話せる言葉で話しているからなのではないでしょうか。「言語化力 言葉にできれば人生は変わる」では、今回私が紹介した内容以外にも言語化力を高めるためのテクニックや考えが豊富に綴られています。是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

言語化力 言葉にできれば人生は変わる 単行本 – 2020/1/22

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